動きの練習
2025/03/04
動き方でプレーの底上げができる
「よく足を動かそう!」
大事なポイントですね。でも、「どう動かすの???」
ただ、速く足を止めないで動かし続ければいいの??
「動かしたら余計にリズムが取れなくなる」そんなケースもしばしば。。。
今回はその一例を書いてみます。
お題は「スマッシュ」
タイミングが命のテニスでは難しい部類のショットです。
「よく足を動かす」これは、前提条件として大事な事ですが、どのように動かす?どんな段階を踏んでレベルを上げる?そこのイメージがないと、動きはなかなか改善しません。
1 足を絶えず止めずに動く
2 大きい歩幅でも動ける
3 色々なステップができる
4 1歩目から大きく動ける
上記は全て、「タイミングが生命線のスマッシュに対してできるだけズレずに入れること」「ズレた時に臨機応変な動きができる準備」を想定した動きになっています。
1〜4は状況に応じて順不同ですが、全て大切な要素になります。
このような動きを実現するために
・歩幅を広くして、膝を曲げた状態で動く
・足裏の荷重は母指球(足裏内側)を使う
・クロス、サイド、ラン、バック それぞれのステップをする
・これらをやり続ける動きの速さや持久力を知る
上記が具体的な練習ポイントです。
この動きが
「今までよりも大きく、効率よく、素早く、できる身体ができたからショットの正確性が向上する」
というところまでイメージできないとうまくいきません。
また、それを習得するためには期間が必要です。最低でも3ヶ月は優先度を高して取り組んでいく必要があります。
練習回数や頻度がなかなか取れない、人ほど動きのベースをよくすることで相乗効果的に底上げが可能になります。
ついつい「打ち方」「回転」「腕の振り」「腰の入り」などに意識が向きがちだし、指導もその方向に比重が多くなりやすい傾向にまだまだあると思います。
やることは、至ってシンプル。
あとは「できるまでやる」一択です。
複雑すぎるものや、カッコ良く見えたり聞こえるものは、
「もしかしたら まやかし かもしれません」