テニスを通じて何を得るか

私が思うテニスをする「意味」「得られるもの」的なことについて少し思うことを書いてみます。

どの方にも、当てはまるかと思いますが、個人的にはジュニアの方、そのご家族へのイメージが強いです。

 

まずテニスをする＝強くなる、上手くなる

は目的の一つとして確かにあります。でも、それが全てではなく、その過程で

「何を考え感じ」

「何を選び」

「どんなふうに決断するか」

を自分の軸を形成しつつ、客観的に判断ができ、自信と勇気を持って「どうなるかはやってみなとわからない世界に」果敢に1歩踏み込んでいけるかが大事なことの1つだと考えています。

 

経験が浅ければ「無謀な判断」をしたり、気持ちに左右されやすくなることもあり、「知識や経験」だけがあっても、自分の限界を越える不安感に打ち勝つことを避けてしまったりすることも。

 

この情報過多の社会で少しでも、生き抜いていく力をつけてほしいと思った時、テニスで「熟慮し」「選び」「決断」「動く」力をつけ、「何が大事で、何が必要か」本質を見抜く力の一端を養ってほしいと思っています。

 

ゲームやアニメではないです。リアルでは「技」も「スキル」も「経験値」で勝手にできるようになることもありません。

「これ」という確かなものが掴めない、薄暗い中を突き進んでいける「湧き上がる力」を武器に進んで欲しいと思います。